「話が面白い人ってどんな人だろう?」
「話が面白い人になりたい」
と考えていませんか。
結論として、話が面白い人の特徴は、以下の7点です。
- 知識や話題が豊富である
- 順序立てて話を展開できる
- 誰にでも分かりやすい言葉で伝えている
- 聞き上手で質問力が高い
- 表情やジェスチャーが豊富である
- 思考がポジティブである
- 一緒にいて疲労感がない
話の面白さは円滑なコミュニケーションを生むため、話が面白い人ほど仕事がうまくいきやすくなります。
また「話の面白さ」と聞くと、何か突拍子もない話を求められると考える人もいますが、その必要はありません。
さらに、努力によって面白く話をする力を高めることは十分に可能です。
そこでこの記事では、コミュ力お化けである私が話が面白い人の特徴を解説し、話が面白い人になるためのおすすめ事項を紹介します。
自分の話を面白いものにしたいと考えている人は、ぜひご覧ください。
話が面白い人の特徴7選!
まず本章では、話が面白い人の特徴を7つ紹介します。
話が面白い人と聞くと「お笑い芸人のような面白さ」が必要なのではと考える人もいますが、今回はビジネスの観点から話が面白い人の特徴をピックアップしました。
もちろん、プライベートなど仕事以外のコミュニケーションにも活かすことができますよ。
- 特徴①:知識や話題が豊富である
- 特徴②:順序立てて話を展開できる
- 特徴③:誰にでも分かりやすい言葉で伝えている
- 特徴④:聞き上手で質問力が高い
- 特徴⑤:表情やジェスチャーが豊富である
- 特徴⑥:思考がポジティブである
- 特徴⑦:一緒にいて疲労感がない
ぜひチェックしてみてください。
特徴①:知識や話題が豊富である
話が面白い人の1つ目の特徴として、知識や話題が豊富であることが挙げられます。
自分が知らない知識や話題を提供している人と話すのは、誰でも面白いでしょう。
ニッチな話題についてこられる人や、その話題を知らなくても他の話題と絡めながら話を展開できる人も、話していて面白いと思います。
そこで知識や話題が豊富な人になりたいと思ったら、日頃からさまざまな方面にアンテナを貼ることが大切です。
積極的に情報を取ることを習慣化し、必要なことはメモするなど、知識を吸収する癖付けをしていきましょう。
また同じ話題でも、人とは異なる切り口や視点を持っていると話は盛り上がります。
このため情報を取る際は、情報をそのまま受け取ることに加えてさまざまな角度で考えてみることも効果的です。
特徴②:順序立てて話を展開できる
順序立てて話を展開できる人も、話が面白い人の特徴と言えます。
話が面白い人や上手い人は、論理的思考力・言語化能力に長けている傾向があります。
特に独立して仕事をすると、自分のことを自分で売り込むことになります。
相手に価値提供を行いながらしっかりと自分をアピールするためにも、話を順序立てて分かりやすく展開することは必須です。
また相手側も分かりやすく伝えてもらえると、内容を理解しやすく、その話に興味を持ちやすくなります。
話を分かりやすく聞き手に説得力を与えながら伝えるためには、「PREP法」の活用がおすすめです。
PREP法では、「結論」「理由」「具体例」「結論」の順番で相手に内容を伝えます。
- P=Point(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(事例、具体例)
- P=Point(結論を繰り返す)
会話をする際にPREP法を意識すると、話の内容を簡潔かつ分かりやすく伝えられるため、ぜひ取り入れてみてください。
関連記事:PREP法
特徴③:誰にでも分かりやすい言葉で伝えている
話の内容を誰にでも分かりやすい言葉で伝えている人は、話が面白い人と思われやすいです。
人には個性があるように、話の理解力も人によって差があります。
話が上手い人の多くは、相手と会話をしながら頭の中で以下のことを考えています。
- 相手と会話するに至った経緯や背景
- 相手がどのような人で、どの程度の理解力を持つのか
- どのように伝えたら自分の意図や伝えたいことが届くのか
- 自分が発した言葉をどのように受け取ったか、それに対して補足は必要か
相手との会話のキャッチボールを行いながら、必要に応じて具体例や言い換えを用いつつ、伝えるための最適解を無意識レベルで考えアウトプットしているのです。
特にコミュニケーションは、伝えたことよりも「伝わったことが全て」であるため、どのように相手に伝わっているかはしっかりと確認する必要があります。
結果として、話の内容が相手にとって分かりやすくなり、理解しやすいために「これは面白い話だ」となるわけです。
面白く話すには分かりやすさが不可欠ですので、前述のPREP法と合わせてぜひチャレンジしてみてください。
関連記事:PREP法
特徴④:聞き上手で質問力が高い
聞き上手で質問力が高いことも、話が面白い人の特徴です。
話が面白いと思われる人は、実はしっかりと相手の話も聞いています。
要所で「これはこうなの?」などと質問したり、相手の話を承認しながら自分の考えを伝えて話を展開したりできるため、相手も話をしやすくなるのです。
会話の満足度を上げるためには、相手を中心に話を進めながら適切に質問を行い、質問によって会話の主導権を握ることが効果的です。
このため話が面白い人になりたいと思ったら、質問力を高めることをぜひやってみてください。
特徴⑤:表情やジェスチャーが豊富である
話が面白い人の特徴として、表情やジェスチャーが豊富であることも挙げられます。
話が面白い人は、自分が伝えたいことを適切に伝えるために、自身が持ちうる全てを動員して会話をします。
発する言葉だけでなく、相手の視覚にも訴えるようジェスチャーを交えたり、相手の表情をよく見て次に投げかける言葉を選んだりしているのです。
メールよりも電話、電話よりも対面で話すことでコミュニケーションを取りやすくなるのは、会話時の情報量の違いによるものです。
プレゼンの際に「要点は3つあります」と言いながら手で「3」を見せられると、話の流れや内容を理解しやすくなります。
結果として、話がしっかり伝わることで自然と「面白い話だった」と感じることが増えるのです。
特徴⑥:思考がポジティブである
思考がポジティブであることも、話が面白い人の特徴と言えます。
話が面白い人は、どのような出来事を話す際も相手の関心を惹きつけられるような伝え方をします。
例えば仕事での失敗談であっても、自分の身に降りかかったネガティブを明るく面白い内容に変換して話すのです。
人は他人のしくじりを見たり聞いたりすると本能的に快楽を覚えるため、これを逆手に取っているとも言えるでしょう。
また失敗談でなくても、日頃から思考がポジティブな人と会話をすると、どのような話をしていても基本的にポジティブに着地するため、気持ちが明るくなります。
常にポジティブ思考で、どんなときでも相手の気持ちを晴れやかにできれば、この人と話すのは面白いと思ってもらうのは難しいことではありません。
特徴⑦:一緒にいて疲労感がない
一緒にいて疲労感がないことも、話が面白い人の特徴と言えます。
話の内容がどんなに面白くても、一連の話が終わった後に疲れがドッと来てしまうと、楽しい時間が一気にネガティブなものに変わってしまうでしょう。
話が終わった後に疲れる原因の1つとして、自虐することがあげられます。
まず、謙虚であることと自虐による卑屈は大きく異なります。
卑屈な態度で会話をされると、一緒にいる人は励ましたりご機嫌を取ってあげたりしなくてはなりません。
相手の自虐を止めるべく、会話の内容に気を遣うことにもなります。
加えて、本当に発言して大丈夫な内容かを常々考えることになるため、会話をしながら脳みそフル回転の状態となり、最終的に疲労感しか残らないのです。
このような経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。いわゆる自分の持つエネルギーが吸い取られている状態です。
一方で、一緒にいて楽しい人は必要以上に気を遣うことがないため、疲れることもありません。
結果として楽しい時間を過ごすことができ、この人の話は面白いな!となるのです。
話が面白い人になるには?何をしたら良い?
それでは、話が面白い人になるためには、何かコツややるべきことはあるのでしょうか?
私からおすすめしたいのは、たくさんの人と会話をし、自分のフィルターを増やすことです。
フィルターとは:それぞれの人が持つ考え方や価値観のこと
自分の話を面白くしたいと思ったら、知識や話題が豊富な人になることや、聞き上手になることなど、人と対峙することで力をつけられる部分が多くあります。
さらに、自分と全く同じ人がいないように、人が持つ価値観・考え方は十人十色です。
つまり、同時に1つの物事を見ていても、採用するフィルター(各人が持つ価値観・考え方)が違うと見える世界は異なります。
話が面白い人はさまざまなフィルターを持っていて、会話をする相手や状況に合わせて、臨機応変に使い分けられるのです。
たくさんのフィルターを持つと、出てくる発想やアイデア、浮き出る本質が変わってきます。
このフィルターが斬新なものであればあるほど、聞き手にとっては面白い話に聞こえるのです。
ちなみに、フィルターが少ない・偏っている状態だと、少ないフィルターの中でしか物事を考えられないため、決めつけが激しくなります。当然話も面白くなくなるでしょう。
このように、話が面白い人になりたいなら、さまざまなフィルターを積極的に取り入れることをおすすめします。
まとめ|話が面白い人になれば仕事も人生も上手くいく!
話が面白い人の特徴と、話が面白い人になるために何をすべきかを解説しました。
結論として話が面白い人の特徴は、以下の7点です。
- 知識や話題が豊富である
- 順序立てて話を展開できる
- 誰にでも分かりやすい言葉で伝えている
- 聞き上手で質問力が高い
- 表情やジェスチャーが豊富である
- 思考がポジティブである
- 一緒にいて疲労感がない
話が面白い人と聞くと、それだけで「自分にできるのだろうか…」と感じてしまう気持ちもわかります。
しかし無理に笑いを取りにいく必要はなく、相手とのコミュニケーション方法を変えたり、スキルを高めたりすることで、話が面白い人だと思ってもらうことは十分に可能です。
また、会話スキルを高める際に有益な「フィルター」の考え方も紹介しました。
多くの人と話をしながら、さまざまなフィルターを積極的に取り入れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!