この記事に辿り着いた方は、変化し続けることについて漠然と知りたいと感じていることでしょう。
現代はまさに変化の激しい時代であり、時代の変化に合わせて私たちが変化し続けることは、今後を生き抜くための必須事項です。
そこでこの記事では、変化し続けることの重要性を解説し、Webマーケティングにおける観点と合わせて紹介します。
この記事を読めば、「変化し続けること」の全容がわかります。
変化し続けることが今後を生き抜くための必須事項である理由
結論として、変化し続けることは今後を生き抜くための必須事項です。
変化し続けることが必須である理由は、あらゆるビジネスで変化が激しく、予測不可能な時代になっているためです。
近年が予測不可能な時代になっている理由をさらに分解すると、以下の3点に分けられます。
私たちが変化し続ける必要があるのは、将来予測を困難にする上記3つの要因が合わさった結果です。
それぞれ紹介していきます。
昔に比べて変化をもたらす要素が増えている
昔に比べて変化をもたらす要素が増えていることは、私たちが変化し続けることが必要である大きな理由です。
例えば電力業界は価格が激しく変動し、石油や天然ガス・その他エネルギー源の相場や政府当局による影響を避けられません。
他にもシェールガスなどの新しいエネルギー源、脱炭素化を求める圧力、諸外国のエネルギー事情、バッテリー電気自動車の普及など、電力需要に影響を及ぼすあらゆる問題があります。
電力会社を一例に出しましたが、私たちが長期計画を立てる際には、このような変化を全て考慮しながら、数年後の未来を同時に見据えなくてはなりません。
将来の変化を予測しても、5年後・10年後は想定と異なることも
また、変化に対する結果(予想した状態が最終的に完成すること)と、タイミング(予想した状態が最終的な完成に至るまでにかかる時間)には、たいていズレが生じます。
私は2009年新卒で損害保険会社に正社員入社し2015年12月に退社、その後2021年11月〜2023年4月まで、業務委託として再度業務に携わらせていただきました。
2010年頃から、2020年には80%の事務作業を自動化(今で言うRPA化)するという長期計画が社内で発表され、着々と準備を進めてきました。
私は完成系を見届けず2015年末に退社したわけですが、その後2021年11月に業務委託として入場(入社)した際、退社から約7年間で多くのことが変化していたものの、全てのことが当初の予定通りに完成してはいませんでした。
このように企業が5年後や10年後はこうなるだろうと予測をしても、予測した地点から時間の経過とともに新たな変数が加わり、プロジェクトの計画変更が必要となるのはよくあることです。
例えば、検討すべき6つの要素が変化にさらされていて、それに対して予測が各5つずつあるならば、戦略を立てるうえで考慮すべきパターンは30通りとなります。
さらに変化が完了するタイミングが5パターン考えられるなら、150通りを考えなければなりません。
昨今のAIの台頭からもわかるように、現代は新しいサービスが世の中に急激な影響を及ぼすこともあります。
変化のスピードが早く、さらに完全な予測は不可能であると認識し、それに対する耐久性をつけていくことは必須でしょう。
変化をもたらす要素は相互作用を引き起こす
さらに、変化をもたらす要素の増加に加えて、変化をもたらす要素が相互作用を起こしていることも看過できないポイントです。
先ほどの電力会社の例で言うと、少子高齢化により国内の電力需要が減少していることで、電力会社はグローバル化を求められています。
世界では電気・ガスの需要が高まっていることからグローバル化を進めることになりますが、横に目をやると通信・データ処理技術が進化しており、世界経済全体に波及しているのです。
このように、現代においては変化をもたらす要素が増え、さらに変化をもたらす要素が相互作用を起こしていることを認識しておく必要があります。
変化し続ける者が生き残るのは昔から自然の摂理
変化し続ける者が生き残るのは、実は昔からの自然の摂理です。
「進化論」で有名なダーウィンの言葉として、以下の名言をご存知の人は多いでしょう。
強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。
ダーウィンは進化論を唱えたイギリスの自然学者として有名ですが、実は大学では医学を修めたそうです。さらには親も医師だったとのこと。
この名言は、ダーウィンの進化論に対する考え方の軸であることに加えて、元々医学を学びながらも地理や動物・自然科学に興味を持った彼の生き方そのものにも見えます。
ビジネスの世界で言うなら、富士フイルムはカメラやフィルムの会社として設立され、その分野のトップランナーでした。
しかしデジタルカメラやスマートフォンの台頭により、売上は減少傾向に。
そこでフィルムの主原料であるコラーゲンに着目し、化粧品や医薬品事業にも着手しました。
フィルム会社として培った独自の観点とノウハウを武器に事業を拡大し、今では「アスタリフト」などのブランドが有名となり、2021年度の営業利益では全体の38.1%を占めています。
既存事業と新規事業の親和性の高さが、成功のカギとなった事例です。
私たちも今の時代を生き残るために、変化に対応できる生き方・進化する生き方を身につけていく必要があります。
変化し続けることはWebマーケティングにおいても重要な考え方
変化し続けることは、Webマーケティングにおいても重要です。
Webマーケティングの世界において、お客さまに変化を提供することは必須と言えます。
マーケティングによって集客を行い売上を立てて、それで終わりではありません。購入してくれた人がその先で変化を得られる・体感することが重要なのです。
変化や体感がなければ、購入した先で満足がないことと同義です。
ビジネスはリピーターが出ないとうまくいきません。リピーターが出ない場合、新規顧客を探し続けなくてはならないでしょう。
つまりリピーターが出るとビジネスは楽になりやすいため、リピーター率はとても重要なのです。
そのためには、お客さまに対して商品やサービスを手に取った先の「変化」を提供することを愚直にやり続けることになります。
ただし、提供するサービスによっても異なりますが、たった1回のサービス提供で結果は出ないことは、認識しておきましょう。
サービスの多くは、継続的にお客さまが続けることによって結果が出ることがほとんどです。コンサルティングやダイエットは、その例と言えます。
しかし継続することは、お客さまにとって変化し続けることであり、その継続していただくことが実は難しいのです。
よって、人が継続できる原理原則を理解し、お客さまに対して適切にサポートし続けることがマーケティングにおいてはもっとも大切と言えます。
まとめ|変化し続けることを楽しむと道は開ける!
変化し続けることの重要性について、ビジネスとWebマーケティングの双方における観点から解説しました。
変化し続けることは私たちにとって負荷がかかりますが、多くの人にとって負荷がかかることだからこそ、そこにチャンスがあります。
マーケティングを進めるうえで、世の中の変化をキャッチアップし、お客さまに変化を提供することは欠かせません。
また、今の状態を変えたいと考えている方は、まず安定した毎日に何か1つ変化を加えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
新しいカフェに行ってみる、降りたことない駅で降りてみるなど、小さなことでも構いません。
何かを変えたいと思ったら、まずは行動あるのみです。
あなたの未来が明るいものになることを願っています。