「マーケティング戦略にはどんなことが必要?」
「マーケティング力を高めるには、何から始めるべき?」
この記事に辿り着いた方は、このような悩みを持たれているのではないでしょうか。
結論として、マーケティングを上達させたいと思ったらまず人間理解を深めることがおすすめです。
「マーケティングなのに人間理解?数値やデータの分析とかではないの?」と考えられた方もいらっしゃると思います。
もちろんデータ等の分析も大切ですが、それに匹敵するくらい人間理解も大切です。
そこでこの記事では、マーケティングにおいて重要となる「人間理解」について解説して行きます。
Webマーケティング戦略で重要なのは人間心理を理解すること
結論として、マーケティングを上達させたいと思ったら「人間理解」を深めることが大切です。
マーケティングとは「集客〜売上までの全トータルプロセス」であり、世の中のビジネスにおいて80〜90%にマーケティングの要素が含まれています。
さらに、マーケティングにおいて消費者の購買行動を考えるうえで「フィルター」の考え方は欠かせません。
マーケティングにおけるフィルターとは、色付きのサングラスのようにある特殊な一部の情報を遮断して物事を見ることを意味します。
色付きのサングラスをかけると光を遮断してくれてさらに見える世界の色がレンズの色に変わりますよね。
まさにこの見える世界の変化こそがマーケティングにおけるフィルターです。
持ち合わせているフィルターは人によって異なるため、人が持つフィルターを理解すること=人間理解を深めることがマーケティング上達の鍵と言えます。
前回の「フィルターを採用する」をもう少し深掘りした話。
マーケティングを上達するため、レベルを上げるためには、人間理解のレベルを上げなくてはならない。
Webマーケティング戦略における人間理解とビジネスの成功は直結する
マーケティングの究極は、営業活動をしなくても商品・サービスが売れる状態を目指すことであり、そのためには人の気持ちを理解することがどうしても必要となります。
結論として、人の気持ちを理解するのが上手な人は、マーケティングが上手くいきやすいですし、早く結果が出ます。
一方で人の気持ちを理解するのが下手な人は、マーケティングを含めてビジネスをする際になかなか苦労するでしょう。
ビジネスは相手となるお客さまやクライアントありきのものなので、相手の気持ちをどれだけ深く理解できるかは避けて通れません。
このときに多くの人やさまざまなお客さまの気持ちを理解するために役立つのが「フィルター」です。
多くのフィルターを理解するほど人間理解が深まり、マーケティング力が高まることに加えて、ビジネスも成功に近づきます。
言い方を変えると、人はみんな考え方や価値観が異なり採用しているフィルターが違うからこそ、多くの事象がビジネスチャンスとなるのでしょう。
Webマーケティング戦略で人間理解を深めるためにやるべきこと
マーケティングで人間理解を深めるためにやるべきことは「相手の気持ちを考えること」です。
たとえば、日々の生活において話をしていて意見が合わない人や衝突してしまう人は、結論から言うと自分と相手が持っているフィルターが違うわけです。
プライベートの喧嘩であれば最終的に話し合いで解決するのが得策かと思いますが、これがビジネスとなると話は別でしょう。
商品やサービスを売るために「話を良い方向に持って行きたい」と思ったら、自ら進んで相手のフィルターを理解するよう努めなくてはなりません。
いろいろなフィルターを覚えると、人の気持ちを理解できる回数が増えます。
人の数だけフィルターがありますが、フィルターのパターンはある程度決まっており、考え方の種類はそんなにたくさんあるわけではないようです。
(こればかりは私も経験を重ねて学んでるところです)
どのようなフィルターを持っているかは、大きく以下の2つに分けられます。
- 今まで生まれ育った経験のなかで培われたもの
- 持って生まれたその人の気質から発生しているもの
まず相手の考え方を理解しようと思ったら「この人はどういう生き方をしてきた人なんだろう?」を考えることがとても重要です。
このときに「そういう生き方をしてきたから、こういうフィルターを持っているんだね」と理解できるようになると、コミュニケーションがスムーズになります。
相手を理解するためには「相手の人生を自分がもし生きたら…」ということを想定して想像を巡らせることが非常に重要です。
相手の話を聞きながら、自分が相手の気持ちになりきって、相手の人生を歩んでいるつもりで話を聞いていきましょう。
相手がどのようなことを経験してきたのかを考える際は、以下の2点を押さえることがとても大事です。
- 自分がもし相手だったら「こんな気持ちになったんだろうな」など、相手の人生のひとつ一つに気持ちを巡らせる
- そのような経験をしたうえで、今自分の目の前にいて自分と対話をしていることに真剣になること
上記を習慣的にできる人はコミュニケーションを取るのがすごく上手ですし、いちいち衝突することもありません。
マーケティングの観点からはもちろん、人間関係を円滑にするうえでも大切なことですね。
Webマーケティングで人間理解をする際のNGケース
マーケティングで人間の心理を理解する際にありがちな、残念なケースもお伝えしておきます。
人間のフィルターにはさまざまなものがあるため、なかには話を聞いていて「あっっ、、自分と全然考え方が違うし、合わないな…」と感じることもあるでしょう。
その際に「この人は苦手から無理!」と受け入れることなく跳ねてしまうのは非常にもったいないです。
この状況を(自分の心の中で)逆手に取り「この人ってなぜこんなに自分と意見が合わないんだろう?」と考えてみるのがおすすめです。
自分と意見や考え方が合わないということは、相手が自分とは異なるフィルターを持っていることを意味します。
相手と意見が合わないときこそ、新しいフィルターを手に入れるチャンスなのです!
相手のフィルターを理解する=相手の気持ちを考えることで人間理解がさらに深まるため、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
Webマーケティングで人間理解をすると結果が劇的に伸びる
このようにマーケティングで人間心理を理解すると、結果が劇的に伸びます。
なぜなら、理解したフィルターの考え方が多ければ多いほど、あなたは多くの方に対して営業せずともサービスを届けられるようになるからです。
(フィルターと人間)
世の中に10種類の人間がいる=10種類のフィルターがある
ほとんどの人は、自分が普段採用しているフィルターに近いものを持っている人と出会ったときに意気投合します。
そして、すぐにその人がお客さんになってくれるというケースが多いでしょう。
しかし人間は十人十色であり、例として10種類の人がいる場合、自分が持っているフィルターは10種類のうちの1つなのです。
すぐにお客さんと仲良くなってサービスを提供できるのはとても良いことですが、もし自分のフィルターが1種類のみならば、自分と同じ1種類を持つ人にしかサービスを提供できません。
しかし自分が持つフィルターをさらに増やし、10種類中7パターンのフィルターを理解できる状態になったら、7人中10人が自分のお客さんになる可能性があります。
Webで発信する場合、リアルで直接話すよりも難易度は高まります。
対面とは異なり直接会話ができないため、人がいない状態で想像を巡らせる必要があるからです。
普段からどれだけ多くの人とコミュニケーションをとり人間心理の理解に努めているかによって、発信できる情報の質は変わってきます。
また、人が持つフィルターと考え方の癖・起こりうる悩みには、ある程度のロジック(論理)があります。
つまり人とコミュニケーションを取るほど、マーケティングにおいてターゲット層を想定した言い方や書き方・届け方ができるようになり、結果が劇的に伸びるのです。
さいごに
マーケティングが最終的に上達するか・ビジネスが成功するかどうかは、
- どれだけ人の気持ちを理解するか
- どれだけ人間という生き物を理解しているか
によって決まります。
日々の仕事やプライベートなど、人と接する全ての場面において「この人はどのようなフィルターを持っているんだろう?」と意識しながらコミュニケーションをすることをおすすめします。
人間理解が深まれば、マーケティングはもちろんビジネスの成功にいち早く近づくことが出来ます!
「この人はどんなフィルターを持っているのかな?」と常に意識し、実践につなげてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!