この記事に辿り着いた方は「商品を売るためのマーケティングを知りたい」と考えているでしょう。
結論として、商品を売るためのマーケティングは、以下の2種類です。
- 元々欲しいと思っている人に商品を売る
- 興味がある人を見つけてきて教育する
マーケティングと聞くと、そのプロセスにおいて以下の流れが一般的に良く言われるものです。
- 市場分析
- セグメンテーション
- ターゲティング
- ポジショニング
- マーケティングミックス
- 実行と評価
これらも確かに重要ではありますが、今回はその前段階となるマーケティングにおいて商品を売るために外せない考え方を解説します。
この記事を読めば、商品を売るためのマーケティング方法とそのコツがわかります。
商品を売るためのマーケティングはたったの2つ！
商品を売るためのマーケティングに必要な考え方は、実はたったの2つしかありません。
順番に見ていきましょう！
方法①：元々欲しいと思っている人に商品を売る
1つ目の方法は、元々欲しいと思っている人に商品を売ることです。
商品を売る方法は数多く、その第一段階として広告など何かしらの形で商品をおすすめすることで顧客に伝え、その後検討、購入という流れをイメージする人も多いでしょう。
もちろんこれも1つの方法ではあるのですが、必ずしも商品を知ってもらうフェーズを自分でやる必要はありません。
元々欲しいと思っている人を見つけてきて、元々欲しいと思っているその人に商品を届けるという方法もあるわけです。
実はこれ、Webマーケティングにおける基礎と言えます。
「Webを使うと自然と商品が売れる！」と考える人はとても多いのですが、その実態は「最初からその商品を欲しいと思っている人を見つけてきて商品を届けているから、売れているだけ」なのです。
GoogleやYahoo!で検索している人は、欲しい物やサービスを見つけるために検索をしているため、その検索者＝顧客に向けて商品を届けるにはどうするべきかを考えると良いでしょう。
方法②：商品に興味だけ持っている人を見つけてきて教育する
次に、商品に興味だけを持っている人を見つけてきて教育するという方法もあります。
Web上で顧客を集める・見つける（＝興味を持っている状態）ことをした後に、興味はあるものの「欲しい」とまでは思っていない顧客に教育を施していきます。
教育をすることで、売り込みをしなくても、顧客の温度感が高まったタイミングで売れることが実現します。
「興味はあるものの、欲しいと言うほどではないかな」と思っている人はとても多いものです。
欲しいと思っている時点で、ほとんどの人が程度の差こそあれ何かしらの必要性を感じています。
ではなぜ購入しないのか、気になりませんか？その理由はズバリ「緊急性がないから」です。
顧客にとって、今すぐ買う必要がないため、購入をしないのです。
顧客に対してどのように緊急性を伝えるかは商品やサービスの特性によっても異なりますが、タイムセールや期間限定値下げなども緊急性の一つでしょう。
顧客を教育する過程においては、緊急性を上手く伝えていくことが1つのポイントとなります。
マーケティングで商品を売るためのコツ
前章で、商品を売るためのマーケティング方法は「元々欲しいと思っている人に商品を売る」と「商品に興味だけ持っている人を見つけてきて教育する」の2種類があることをお伝えしました。
では、マーケティングで商品を売りたいと思ったときに押さえるべきコツは何かあるのでしょうか。
その答えは「人間理解を深めること」です。また、人間理解を深めるためには、多くの人の考え方や価値観を知ることをおすすめします。
このサイトでは、多くの考え方や価値観のことを「フィルター」と呼びます。
ひとつの物事を見ても人によって捉え方が異なるように、一つの事実に対する解釈は無数です。
マーケティングで商品を売るには、顧客に対して新たな価値や気付きの提供が必須であり、気付きを与えるためには「顧客がまだ知らないフィルターを届ける」ことが有効です。
顧客が何に価値を感じ、どのフィルターを届けるとその人の未来が良いものになるのかを考え実行することで、最適な商品を販売するというマーケティングにつながります。
そもそもマーケティングは商品を売ることだけが目的ではない
そもそもですが、マーケティングは商品を売ることだけが目的ではありません。
マーケティングの本質は、集客〜売上までの全トータルプロセスです。
そしてマーケティングの究極は「営業活動をなくすこと」であり、さらには「営業活動をしなくても売れるという状態を作ること」と言えます。
実はこの概念、経営学者であるピーター・ドラッカーも提唱しているのです。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
出典：ピーター・F・ドラッカー『マネジメント【エッセンシャル版】』
つまり、集客をして商品を売ることだけがマーケティングではなく、世の中のビジネスの約80〜90％はマーケティングの要素が含まれることになります。
そして、マーケティング力を高めることは、ビジネスに強くなることに直結するのです。
日本では学生時代にマーケティングを勉強する人が少ないため、多くの人がビジネスの場面で苦しみます。
マーケティングの本質を理解することで、商品が売れるだけでなく、ビジネスの発展に大きく役立つでしょう。
まとめ｜商品を売るためのマーケティングを知ることでビジネスが大きく発展する！
商品を売るためのマーケティングと、マーケティングで商品を売るためのコツを紹介しました。
商品を売るためのマーケティングに必要な考え方は、以下の2点です。
- 元々欲しいと思っている人に商品を売る
- 商品に興味だけ持っている人を見つけてきて教育する
また商品を売るためのコツとして、人間理解を深め多くの人の考え方や価値観（フィルター）を知ることをおすすめしました。
マーケティングで商品を売るためには、顧客に対して新たな価値や気付きの提供が必須で、気付きを与えるためには「顧客がまだ知らないフィルターを届ける」ことが有効です。
携わっているマーケティング活動に、ぜひ活かしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
