「決めつける人がいて怖い」
「決めつける人ってどういう心理状態なの?」
と悩んでいませんか。
決めつける人の心理や特徴は以下のとおりです。
- 相手の話を聞く気がない
- 思い込みや固定観念が激しい
- ネガティブな状態が当たり前となっている
- 自分に自信がありプライドが高い
- 相手を思いやる気持ちが欠けている
- 相手を自分よりも下に見ている
決めつける人が会社や近い存在にいると、毎日がとても辛くなると思います。
そこでこの記事では、決めつける人の心理と特徴を詳しく解説し、その対処法と合わせて紹介します。
少しでも毎日を楽に過ごしたい方は、ぜひご覧ください。
決めつける人の心理と特徴

決めつける人の心理と特徴は、以下の通りです。
これらを事前に知り準備をしておけば、コミュニケーションや付き合い方もスムーズになるでしょう。
- 心理と特徴①:相手の話を聞く気がない
- 心理と特徴②:思い込みや固定観念が激しい
- 心理と特徴③:ネガティブな状態が当たり前となっている
- 心理と特徴④:自分に自信がありプライドが高い
- 心理と特徴⑤:相手を思いやる気持ちが欠けている
- 心理と特徴⑥:相手を自分よりも下に見ている
それぞれ紹介していきます。
心理と特徴①:相手の話を聞く気がない
相手の話を聞く気がないことは、決めつける人の心理でもっとも多いものです。
正直コミュニケーションが成り立たないですし、会話をしていても「あなたは間違っている」と態度を変えないため疲れてしまうでしょう。
こだわりが強すぎるために相手の話を聞くことができず、一方的に意見を押し付け、さらには主導権を握ろうとしてくるのも特徴の一つです。
心理と特徴②:思い込みや固定観念が激しい
思い込みや固定観念が激しいことも、決めつける人の心理と言えます。
思い込みが激しい人は、自分の考えや価値観に頼り、物事を決めつけることが特徴です。
例えば「A型は几帳面で、O型は大雑把である」というように、思い込みが出来上がっていて考え方を変える気がありません。
他人と自分の意見が合わないときは、絶対に納得させようと確固たる意思で臨まれる可能性があります。
意見の内容が気に入らないと、頭がおかしい人扱いをされることもあるため注意しましょう。
心理と特徴③:ネガティブな状態が当たり前となっている
ネガティブな状態が当たり前となっているのも、決めつける人の心理です。
愚痴・悪口などのネガティブな言葉を使う人や、周囲にネガティブな表現をする人が多い環境にいる人は、その状態が当たり前となっています。
他人とのコミュニケーションにおいても、そもそも良い面を見るという概念がないケースも多いです。
基本的に全ての物事を悲観的に捉えるため一緒にいて疲れますし、向上心もありません。
向上心がないために見える世界も狭く、自分の少ない価値観から人に対して決めつけてしまう現象を引き起こしているのです。
心理と特徴④:自分に自信がありプライドが高い
決めつける人の心理として、自分に自信がありプライドが高いことが挙げられます。
自分に自信がありプライドが高い人の中には、決めつけてくる人もいます。
そのプライドの高さから、人が知っていることを自分が知らないことを恐れるため、会話の中で自分に経験が無い・知らないことでも、まるで知っているかのように話すのです。
「知らないと言ったら負け」と思っているため、話をしながらどうにか自分の立場をキープしようと必死です。
なお、全ての自信家やプライドが高い人が決めつけを行う人なわけではありません。
決めつける人の中にこのような人もいるという話ですので、そこは勘違いしないようにしましょう。
心理と特徴⑤:相手を思いやる気持ちが欠けている
相手を思いやる気持ちがかけている点も、決めつける人の心理と言えます。
決めつける人の多くは自己中心的であり、決めつけられたときに相手がどのような気持ちになるかに気を配れません。
コミュニケーションはお互いが心地よく会話できることが大切ですが、決めつける人はそれよりも自分を守ることを大事に考えているからです。
つまり、聞いている側は何の配慮もない状態で言いたいことを言われるだけとなり、かなりの苦痛を味わいます。
自分が攻撃されているように感じることもあるでしょう。
心理と特徴⑥:相手を自分よりも下に見ている
相手よりも自分を下に見ていることも、決めつける人の心理です。
自分の方が上だと思っているからこそ、相手に何も言わせたくない、自分が一方的に意見を言い早く終わらせたいと思っています。
同時に、相手よりも自分の方が上の立場であるという優越感にも浸っています。
相手の意見や希望を聞こうとしないため、会話をしながらも無視されているような気分になることもあるでしょう。
決めつける人への対処法

決めつける人への対処法は、以下の4点です。
決めつける人と日常的に付き合わなくてはならず困っている方は、以下の対処法をぜひ試して見てください。
それぞれ紹介していきます。
対処法①:反論せずに、距離を置く
反論せずに距離を置くことは、決めつける人への対処法としてもっともやりやすい方法です。
決めつける人に反論することは、かなりハードルの高い挑戦になります。
反論したところで自分の意見を曲げないため、良い結果になるわけがありません。
反論の内容よりも反論されたこと自体を根に持ち、「あいつは道理がわかっていない」「育ちの悪さが態度に出ている」など、あること無いこと言われる可能性もあるでしょう。
完全に関わらないようにするのは難しくても、まずは距離を置くよう心がけてみてください。
接点が減れば、決めつけられることも減らせるかもしれません。
対処法②:話を受け流し否定も肯定もしない
話を受け流し否定も肯定もしないことも、決めつける人への対処法として有効です。
距離を取る努力をしていても、どうしても会話しなくてはならないときもあるでしょう。
そんなときは、話を受け流しつつ否定も肯定もしないことをおすすめします。
何か言われたら「そうですかね?」「そう思われるんですね〜」など、肯定せず否定せずのポジションを取り切ることです。
否定も肯定もしないことで、それ以上話を深掘りされることを避けられますし、想定外の反応で相手の調子を狂わせられます。
相手の中で「あなたと会話をすると調子が狂う」という状態になってしまえば、結果として話しかけられる頻度が下がる可能性も大いにあります。
対処法③:一度聞き入れてから自分の意見を伝える
一度聞き入れてから自分の意見を伝えることも、決めつける人への対処法におすすめです。
反論しないで話を受け流すつもりで会話をしていても、話の内容によってはどうしても反論したくなることもあるでしょう。
決めつける人へ自分の意見を言いたいと思ったら、まず相手の意見を聞き入れてから自分の意見を言いましょう。
「そういう意見もありますよね、〇〇さんがおっしゃることは、私個人的にはそう思います」というように、一度受け入れて共感したうえで自分の意見を伝えると効果的です。
この伝え方であればトラブルに発展しにくく、運が良ければ自分の意見を聞いてもらえるかもしれません。
対処法④:相手の勢いに飲み込まれない
相手の勢いに飲み込まれないことも、決めつける人への対処法に最適です。
決めつける人は自分の考えや意見をしっかりと持っているため、キッパリとした物言いをする人が多いです。
このため、決めつけがない人と会話をするよりも、相手のペースに飲み込まれやすくなってしまいます。その際にマウントを取られることもあるでしょう。
相手の勢いに飲み込まれないためには、自分の軸をしっかりと持っておくことが大切です。
その場の状況を冷静に見極め、本当に正しいものは何か、今自分は何を発言すべきかをしっかりと判断しましょう。
自分が決めつける人にならないためには

自分が決めつける人にならないためには、多様な価値観・考え方を受け入れることが大切です。
本サイトでは、各個人が持つ価値観・考え方を「フィルター」と呼びます。
話が面白い人は話題が豊富ですよね。持っているフィルターが豊富だからこそ、決めつけは不要であり、自分が無理やり優位に立とうとする必要もありません。
一方で話がつまらない人は、持ちうるフィルターが少なく、結果として相手に提供できる話題も少ない傾向にあります。
手元の話題(フィルター)が少ないことから話を上手く展開することができず、決めつけるしかなくなってしまうのです。
このように持っているフィルターが少ないと、決めつける人になってしまう可能性があるため注意しましょう。
フィルターはマーケティングにおいても欠かせないポイントですので、以下の記事もぜひ読んでみてください。
まとめ|決めつける人の心理を知り、自分は多様な価値観を取り入れる努力をしよう

決めつける人の心理と特徴、決めつける人への対処法を紹介しました。
決めつける人と対峙するのは辛く、心がすさむことでしょう。そのような人に出会ってしまったら、本記事で紹介した対処法をぜひやって見てくださいね。
また私たちは、自分が決めつける人にならないように気をつけなくてはなりません。
多くの人の価値観・考え方を知ると、決めつける人にならずに済むだけでなく、自分の仕事の幅も大きく広がります。
多様な価値観・考え方であるフィルターを手に入れることに意識を働かせ、豊かな人間関係を構築してくださいね。
あなたの人間関係における悩みが解消され、明るい毎日を送れるよう願っています。