「モチベーションをコントロールする方法はある?」
「モチベーションアップしたい」
とお悩みですね。
結論として、モチベーションをコントロールする必要はありません。なぜなら、仕事はモチベーションでやるものではないからです。
確かに人はその日の体調や気分によってやる気に波がある生き物です。
しかし、仕事のクオリティをやる気(モチベーション)に頼っていては、良い仕事ができないことはもちろん、最低限のやるべきことも完了しない可能性があります。
独立を目指す人は特に、仕事はモチベーションでやるものではないことを腑に落とす必要があるでしょう。
独立すると、働く時間・やるべきタスク・得ていく収入を含めて、全てを自分で管理する必要があります。
会社員のように出勤・退勤時間が決まっているわけでもなく、待っていても仕事が割り振られることはありません。
そこでこの記事では、モチベーションに左右されず月300時間労働を2年間続けた私が、モチベーションはコントロールする必要がないものであることについて解説し、モチベーションをコントロールしなくても成果を出すための方法を紹介します。
この記事を読めば、モチベーションに左右されることなく仕事ができるようになります。
モチベーションをコントロールするにはどうしたら良い?
結論として、モチベーションのコントロールは不要です。
なぜなら、そもそも論として仕事はモチベーションでやるものではないからです。
確かに毎日を過ごしていれば、やる気が出る日と出ない日の両方があります。
毎日元気いっぱい、やる気に満ちあふれた状態で過ごせれば良いですが、そうもいかないことは理解します。
私だって、毎日やる気があるわけではありません。笑
では、やる気がある日は頑張って、やる気がない日は頑張らないのでしょうか?そもそも頑張るってなんでしょう?
ここで1つ例を出したいと思います。
あなたが沖縄行きの飛行機に乗る際に、仮にパイロットの方と話す機会があったとして「この飛行機は沖縄に行きますか?」と聞いた返事が「頑張ります!」だったらどうですか?
「いやいや、頑張らなくてもいいから、予定通り沖縄行ってくれよ」と思いますよね。
つまり、パイロットさんが頑張ろうと頑張らなかろうと、快適な空の旅で沖縄に辿り着けばパイロットさんの仕事は達成でしょう。
このように、仕事に対するモチベーションがあったとしても、実はモチベーション(=やる気)に左右されずにやることやれば良いだけなのです。
独立を目指す人はしっかり腑に落とす必要がありますが、仕事はモチベーションでやるものではありません。どんな状態であっても、やるべきことをやれば良いのです。
現状維持メカニズムであるホメオスタシスを活用して頑張り続ける状態を作ることや、持ちうるエネルギーを自分に集中させる方が効果的でしょう。
ここまで話した内容では、本当にモチベーションのコントロールって不要なの?と感じる方もいるかもしれません。
そこで次章では、モチベーションのコントロールが不要だとわかる理由を紹介します。
モチベーションのコントロールが不要だとがわかる4つの理由
モチベーションのコントロールが不要である理由は、以下の4点です。
- 理由①:モチベーションは最大48時間しか維持・継続できない
- 理由②:人は少しのきっかけで感情が動く生き物である
- 理由③:モチベーションが上げれば成果が出るものではない
- 理由④:職場がモチベーションに言及するのは、仕事をやりたくない人が多いから
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶️仕事やタスクをやり続ける方法を知りたい方は3章「モチベーションのコントロール無しにやるべきことをやり続ける方法3選」へ
理由①:モチベーションは最大48時間しか維持・継続できない
モチベーションは最大48時間しか維持・継続できません。
今までの自分を振り返ったとき、「これやるぞ!(今度こそ!)」と思っても3日目にはもう熱が冷めてしまって元通りという経験はないでしょうか?
さまざまな理由によって高まったモチベーションは、最大48時間しか持続しないと言われています。
よし頑張ろう!と思っても、2日以内に行動しないとモチベーションは元通りになってしまうのです。
さらにモチベーションが元に戻った状態を「下がった」と勘違いしてしまい、落ち込み凹んでしまいます。
実際は高まったものが戻っただけなのですが、下降したと脳が勘違いしてしまうことで辛い気持ちになってしまうんですね。
このようにモチベーションは期限付きかつ必ず下がるものであるため、頼ろうとすること自体が不毛です。
自分が持ちうるエネルギーを自分に集中し、やるべきことをやりながら、やり続けられる習慣や仕組みを作った方が合理的と言えるでしょう。
理由②:人は少しのきっかけで感情が動く生き物である
人は少しのきっかけで感情が動く生き物であることも、モチベーションのコントロールが不要である理由です。
日々起きるさまざまな出来事によって、人は喜怒哀楽の感情を得て表現します。
自分にとって嬉しいことがあれば、すぐにウキウキしますし、その喜びが仕事に派生してバリバリ働けることもあるでしょう。
いわゆるモチベーションが高い状態ですね。
しかし、ウキウキの状態で働いていたら仕事でミスをしてしまい、上司にこっぴどく怒られ、気分が急激に下降してしまうことも。
このように、人はすぐに感情が動く生き物なのです。感情の動きによってモチベーションが引き起こされているなら、それに頼ることはかなり危険だと言えるでしょう。
理由③:モチベーションが上げれば成果が出るものではない
仮にモチベーションが上がっても、モチベーションが上がったことが直接的に成果につながらないことも、理由の1つです。
やる気やモチベーションが高まっても、その高まりが成果に直接影響するわけではありません。
やる気によって仕事のパフォーマンスが上がり成果が出たとしたら、その成果が出た理由はあなたが行動したからです。
言い換えると、やる気があろうとなかろうと同じように行動すれば、同じ成果が出るでしょう。
成果を出すためには、現状把握や課題分析、戦略立案、顧客折衝などの必要な業務を通じて、チャレンジすることが必要です。
そこに「モチベーション」という変数はありません。
自分が持つエネルギーをコントロールして、やるべき業務をやることで成果を出しましょう。
理由④:職場がモチベーションに言及するのは、仕事をやりたくない人が多いから
職場でモチベーションに言及するのは、仕事をやりたくない人が多いからです。
この記事を読んでいるあなたは、「仕事が大好きです!」という人かもしれません。
では「明日からは給料を払えません」と言われたら、今日と同じように仕事ができますか?
私なら「いいえ」です。笑
今の日本では生きるためにお金が必要であり、お金を得るために多くの人は働きます。
全ての人ではありませんが、会社員の人の多くは「仕事しなくても生きられるなら、わざわざ働きたくない」と思っている人は多いでしょう。
根深いところに「働きたくない」という思いがあるから、モチベーションという目に見えないもので士気を高める必要が出てしまうのです。
もちろんそのような取り組みが不要な企業もあるでしょうが、全ての人が仕事を純粋に楽しめる日が来ない限り、モチベーションという言葉はなくならないかもしれません。
モチベーションのコントロール無しにやるべきことをやり続ける方法3選
この章では、モチベーションをコントロールしなくても、やるべきことをやり続ける方法を紹介します。
ご自身の仕事にぜひ活かしてくださいね。
方法①:仕事をやらなければならない環境を自分で作る
仕事をやらなければならない環境を自分で作ることは、モチベーションのコントロール無しにやるべきことをやるための手段です。
まずはしっかりと仕事に打ち込める環境を自分で整えましょう。
- 仕事に不要なものをデスク周辺に置かない
- 締切の前日にはタスクを終えるようスケジューリングする
- その他のやるべきタスクはスケジュールに入れてしまう
このように、仕事以外のことに意識が向かない状況を作ることが大切です。
やるべきことは全てタスク化してスケジュールに落とし込みましょう。
方法②:仕事のタスクを1日のルーティンにして習慣化する
仕事のタスクを1日のルーティンにして習慣化することも、モチベーションのコントロールをせずにやるべきことをやる手段の1つです。
毎日顔を洗うことや歯を磨くことが苦痛と感じないのは、習慣化しているからです。
習慣化してしまうと無感情で行動できるようになるため、ルーティン業務がある場合は、極力習慣化しましょう。
- 曜日や週ごとなど、業務に応じてタスク分けをする
- 朝一・午前中・午後・夕方というように、時間帯に応じて処理する業務を決める
やるべき業務やタスクを習慣化することで、モチベーションに捉われずに仕事ができます。
スケジュールを決めたら、習慣化を目指して予定通りにやり続けることが大切です。
決めたことをやり続けることで、自信にもつながっていきます。
方法③:毎日小さな成功体験を着実に積み上げていく
毎日小さな成功体験を着実に積み上げていくことも、モチベーションのコントロールが不要となる方法です。
定めた目標に対する期日が遠かったり、目標とする数字が大きかったりすると、ゴールまでを遠く感じてしまい挫折しやすくなってしまいます。
そこで、毎日必ず達成できる目標(タスク)を3つ設定しましょう。達成のハードルが高すぎないものを選ぶことがポイントです。
目標を細分化したうちの1つでも、毎日の業務のなかから決めても構いません。
- 1日1件、新規顧客に電話をかける
- 10時までにメールを返信しきる
- 業務に関する本を1ページだけ読む
このように、これなら自分ができると思える内容で毎日の目標を決めることがおすすめです。
まとめ|モチベーションに左右されずやるべきことをやり続けよう!
モチベーションをコントロールしたいと考えている人に向けて、そもそもモチベーションのコントロールは不要であるというお話をしました。
仕事はモチベーションでやるものではありません。どんな状態であっても、やるべきタスクをやれば良いのです。
独立を目指している人は特に、腑に落とす必要があります。
モチベーションのコントロールが不要である理由として以下4つと、モチベーション関係なくタスクをやり続ける方法を解説しました。
【モチベーションのコントロールが不要である理由】
- モチベーションは最大48時間しか維持・継続できない
- 人は少しのきっかけで感情が動く生き物である
- モチベーションが上げれば成果が出るものではない
- 職場がモチベーションに言及するのは、仕事をやりたくない人が多いから
【モチベーションのコントロール無しにやるべきことをやり続ける方法】
- 仕事をやらなければならない環境を自分で作る
- 仕事のタスクを1日のルーティンにして習慣化する
- 毎日小さな成功体験を着実に積み上げていく
ぜひ参考にしてくださいね。
現状維持メカニズムであるホメオスタシスを活用して頑張り続ける状態を作り、持ちうるエネルギーを自分に集中させるようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!